HCGホルモンはどのように減量に利用されるか

仕組み

妊娠中に分泌されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(HCG)は、脂肪細胞を活性化し代謝を上げて胎児を栄養します。この作用を妊娠外でも利用できれば、脂肪燃焼を促進できると考え、HCGを注射しながら1日500kcalという極端に低い食事制限を行う「HCGダイエット」が提唱されました。

このダイエットは約50年以上前から存在し、1日1~3ポンド(約0.5~1.4kg)の減量が期待できるとされています。副作用として頭痛やホルモンバランスの変化が報告され、HCGは視床下部に作用して脂肪をエネルギー源として利用させると説明されています。

効果はあるのか

1974年に米国食品医薬品局(FDA)と米国医学会誌(JAMA)は、HCGを用いた減量は効果がないと公式に警告しました。実際、500kcalの食事制限だけを行ったグループと、同様の食事制限に加えてプラセボ注射を受けたグループ、そしてHCG注射を受けたグループの体重減少は統計的に差がありませんでした。

それでも一部の減量クリニックや医師はHCG注射を提供しており、ウェブサイトでは「1日1~3ポンドの減量」や「腸内クレンズと組み合わせて最大化」などの宣伝が見られます。ホルモンやサプリメントを使用した減量法を始める前には必ず医師に相談し、健康リスクを十分に理解してください。

低脂肪食 - 関連記事