ベジタリアンになると満腹感はどう変わりますか?
ベジタリアンになることを検討しているが、常に空腹感に悩まされるのではと不安に思うかもしれません。しかし、満腹感は肉がなくても得られます。満腹感に影響を与える要素は、食べ物のエネルギー密度(1gあたりのカロリー)、含まれるたんぱく質量、食事の血糖指数(GI)などです。
エネルギー密度
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、食事の満足感はカロリーではなく、食べた量が決めるとされています。エネルギー密度が低い食品、すなわち食物繊維が豊富で水分が多いものを選びましょう。脂肪や砂糖が多くエネルギー密度が高い食品は避け、低エネルギー密度のスープ、サラダ、果物、野菜などで満腹感を得られます。
たんぱく質
2008年5月に『American Journal of Clinical Nutrition』に掲載された研究によれば、たんぱく質は炭水化物や脂肪よりも満腹感を長く保ちます。食事や間食にたんぱく質を取り入れることが重要です。ベジタリアンのたんぱく源としては、豆類、ナッツ、全粒穀物、野菜があります。卵や低脂肪乳製品も良いたんぱく源です。『Advances in Nutrition』2010年11月の報告では、豆やレンズ豆は摂取後2〜4時間の満腹感を維持するとされています。
血糖指数(GI)
血糖指数は、食後に血糖値が上昇する速さを示す指標です。GIが低い食品は、血糖値の上昇が緩やかで、空腹感を長く抑える効果があります(『Nutrition in Clinical Care』2003年)。低GI食品の例としては、ナッツ、豆類、グレープフルーツ、エンドウ豆、生のにんじんやりんごなどがあります。
考慮すべき点
動物性たんぱく質は満腹感に寄与しますが、ベジタリアンでも十分に満足感を得られます。多様な食材を組み合わせた健康的なベジタリアン食は、全体的な満足感を高めます。加工食品よりも全食品(果物、野菜、全粒穀物)を選ぶことで、栄養価が高く、エネルギー密度が低いため、より満腹感を得やすくなります。
