鉄分が豊富な食品と摂取のポイント
鉄は人間の健康に欠かせないミネラルで、赤血球のヘモグロビンの構成要素として酸素を全身に運びます。また、エネルギー産生や細胞増殖の調整にも重要です。成人男性の推奨摂取量は1日8 mg、成人女性は18 mg(19〜50歳)で、妊娠中や思春期の女性はさらに多く必要です。食品中の鉄はヘム鉄(動物性)と非ヘム鉄(植物性)の2種類があります。
肉・家禽類
ヘム鉄は植物性の非ヘム鉄より吸収効率が高く、約15〜35%が体内に取り込まれます。肝臓、臓肉、赤身肉、鶏肉が特に豊富です。調理した鶏レバー3.5オンス(約100 g)で12.8 mg、牛レバー1枚で5.0 mg、牛腎臓3オンスで4.9 mg、赤身牛肉3オンスで3.2 mg、ダークターキー肉3.5オンスで2.3 mgの鉄が摂取できます。
魚介類
貝類はヘム鉄の優れた供給源です。中サイズの調理済み牡蠣6個で約4.6 mg、パン粉を付けて揚げたアサリ3/4カップで3.0 mgの鉄が含まれます。脂肪の多い魚も鉄を含み、カマス(キングマッカレル)3オンスで1.9 mg、缶詰アンチョビ1オンスで1.3 mg、マグロ(本マグロ)3オンスで1.1 mgが摂れます。
豆類・レンズ豆
非ヘム鉄は植物性食品に多く、吸収率は約2〜20%です。ビタミンCと一緒に摂ると吸収が向上します。大豆(茹で)1カップで8.8 mg、レンズ豆1カップで6.6 mg、キドニービーンズ1カップで5.2 mg、リマ豆1カップで4.5 mgの鉄が含まれます。
鉄強化食品
食事からの鉄が不足しがちな場合は、鉄が添加された食品を活用すると効果的です。例として、Ralston社のエンリッチドブランフレーク3/4カップで19.6 mg、Kellogg社のオールブランコンプリートウィートフレーク同量で18.0 mg、General Mills社の全粒シリアル3/4カップで18.0 mg、強化オートミール1カップで10.0 mgが摂取できます。また、乳幼児用ミルクにも鉄が添加されています。
