米国で最も健康状態が悪い都市とその背景

食生活、運動習慣、肥満率、平均寿命、疾病リスク、環境など、さまざまな要因が都市住民の健康に影響します。過去数年にわたり、複数のメディアが米国の中で最も健康リスクの高い都市をランキングし、それぞれ独自の指標で評価しています。本稿では、主な調査結果とともに、指摘された都市とその問題点を紹介します。

ハンティントン(ウェストバージニア州)

人口約5万人のハンティントンは、2008年に米国疾病予防管理センター(CDC)により「全米で最も健康でない都市」と指名されました。調査によれば、成人の半数以上が肥満で、ファストフードの過剰摂取と運動不足が主因とされています。さらに、心臓病・糖尿病・歯の喪失率も全国トップでした。以降CDCは同調査を実施していませんが、同称は定着しています。2010年にはシェフのジェイミー・オリバーがテレビ番組『Food Revolution』でハンティントンを訪れ、食生活改善に取り組みました。

オクラホマシティ(オクラホマ州)

アメリカ・カレッジ・オブ・スポーツ・メディシンが発表した年次フィットネス指数(2010年)によると、オクラホマシティは「最も健康でない都市」の一つに選ばれました。調査では、住民の30%が肥満、71%が定期的に運動していないと報告されています。

メンフィス(テネシー州)

『Forbes』は2007年にメンフィスを「全米で最も座りがちな都市」かつ「最も肥満率が高い都市」と評価しました。調査対象の34%以上が肥満で、貧困率の高さと高カロリー食品の選択が主な原因とされています。

セントルイス(ミズーリ州)とフィラデルフィア(ペンシルベニア州)

『Men’s Health』と『Women’s Health』は2010年の調査で、セントルイスを「男性にとって最も健康リスクが高い都市」、フィラデルフィアを「女性にとって最も健康リスクが高い都市」と位置付けました。評価基準には生活費、がん罹患率、平均寿命、食習慣、運動習慣が含まれます。

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