施設向けメニューの計画方法
メニュー担当者に求められるスキルは、市場で入手可能な食材の把握、調理・提供・消費の方法、食材同士の相性、レシピの収量や換算の理解です。施設向けにメニューを作成する際は、利用者のニーズや施設の予算・制約を考慮しなければなりません。
メニュー計画の手順
1. 施設の種別に合わせてメニューをカスタマイズする
対象となる施設は小学校・中学校・高校、大学、病院、介護施設、矯正施設など様々です。各施設は独自の栄養基準を持ちますが、共通して栄養バランスが重視されます。
2. 施設の食事規定を遵守する
病院では登録栄養士が定めた基準に従う必要があります。一般食、流動食、心臓病食、糖尿病食、軟らかい機械食など、用途に応じたメニューを正しく提供しなければ、健康被害につながります。
3. 予算内で計画する
多くの施設は外部のフードサービス会社に運営を委託し、日当たり予算が設定されます。会計期間全体での予算を考慮しながらメニューを作成し、利益は1〜2%程度のブレークイーブンが目標です。
4. 利用者の年齢層と嗜好に合わせる
小学校の子どもは好みが限られますが、年齢層が限定されることでメニュー作成が楽になります。病院の患者は年齢や好みが多様で、大学生は費用に見合った質を求めます。食事アンケートを活用すると利用者のニーズが把握しやすくなります。
5. 既存のフードサービスシステムに合わせる
カフェテリア方式やセルフサービス方式、病院のカート配膳など、提供形態に合わせてメニューを設計します。適切な温度管理やサイクルメニュー(病院は1〜2週間、学校は4〜5週間)を取り入れ、食中毒防止と飽き防止を図ります。
6. その他の重要要素を考慮する
営業時間、保管設備、調理機器、政府の規制、宗教上の制限などもメニューに影響します。小学校はUSDAの学童給食基準、軍関係施設は防衛省の食事指針に従う必要があります。
