イラクサ(ウルティカ・ディオイカ)の栄養と利用法
植物の概要と栄養成分
イラクサ(Urtica dioica)は、窒素豊富な土壌があれば世界中で育ちます。6月から9月に開花し、身長は約60〜120cmです。茎は直立し、葉はハート形。葉と茎の裏側に多数の細かい毛があり、触れると刺激を感じます。栄養目的の製品は葉・茎・根から作られ、カプセル、凍結乾燥葉、乾燥葉、エキスなどで販売されています。
栄養的な利用法
イラクサは主に以下の3つの症状に対して利用されています。
- 前立腺肥大(BPH):排尿障害や残尿感の緩和に効果が報告されています。ホルモン調整や前立腺細胞への直接作用が考えられます。
- 変形性関節症:茎や葉を関節部に貼付し、関節痛や筋肉痛を和らげます。
- 花粉症(アレルギー性鼻炎):カプセル摂取によりくしゃみやかゆみが軽減され、ヒスタミンの生成抑制が関与すると考えられます。
イラクサの摂取方法
子供への使用は十分な研究がないため、必ず医師に相談してください。成人は以下の5通りの方法で摂取できます。
- お茶:乾燥葉3小さじを沸騰したお湯2〜3カップに入れ、1日3杯飲む。
- 乾燥葉:1回2〜4g、1日3回。
- 根エキス(液体):1回1.5mL、1日3〜4回。
- 葉エキス(液体):1回2〜5mL、1日3回。
- 根チンキ:1回1〜4mL、1日3回。
注意事項
長年栄養補助として使用されてきましたが、以下の副作用が報告されています。使用前に医師と相談してください。
- 蕁麻疹、軽度の胃腸不調、むくみ。
- 女性の月経周期の乱れや流産のリスクがあるため、妊娠中は使用しないこと。
- 血液凝固阻止薬、降圧薬、利尿薬、糖尿病薬、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)を服用中の方は避ける。
