アルコールがトレーニングに与える影響
最高のコンディションを手に入れるには、トレーニング・栄養・生活習慣のすべてが関わります。多くのアスリートは、社交的な飲み物であるアルコールとの関係に悩んでいます。アルコールは簡単に手放せない「嗜好品」ですが、実はトレーニングの敵です。体内で起こる生理的変化は、トレーニング効果を阻害します。
脂肪蓄積への影響
アルコールは炭水化物を含み、通常はエネルギー源として燃焼しますが、体はアルコールを優先的に処理し、炭水化物を脂肪に変換して蓄えます。競技種目によっては数日で燃焼できることもありますが、筋肉を増やしたいウエイトトレーニングや食事管理を行う人にとっては、筋肉増強の妨げになります。
持久力とパワーの低下
飲酒翌日はスタミナとパワーが低下しやすいです。大量に摂取すると代謝が最大75%まで低下し、食事や蓄積脂肪のエネルギー変換が困難になります。ボクサーはラウンド数が減り、ランナーは距離を走り切れなくなることがあります。
脱水リスク
アルコールは利尿作用があるため、頻繁に排尿し体内の水分が失われます。飲酒中や飲酒後に水をこまめに摂取すればある程度は補えますが、アスリートは翌日まで体調に影響を感じやすいです。
協調性と中枢神経への影響
中枢神経系(CNS)は身体の動作や能力を統制します。飲酒によりCNSが抑制されると「酔い」の感覚が生まれますが、酔いが覚めた後も数日から一週間程度CNSが低下した状態が続くことがあります。1回の飲酒で長期的な影響は少ないものの、頻繁な飲酒はトレーニング効果を最大限に引き出すことを妨げます。
まとめ
アルコールはエネルギー代謝、脱水、神経機能に悪影響を与えるため、トレーニング効果を最大化したいアスリートは摂取量を管理し、可能であれば控えることが望ましいです。
