砂糖に関するよくある誤解とは?

砂糖は子どもの多動性を引き起こす?

血糖値が急上昇すると一時的に多動的になる子どもはいますが、これは食品の血糖指数(GI)に関係します。ジャガイモなどに比べて砂糖のGIは中程度です。Vanderbilt大学が実施した23件の二重盲検実験では、砂糖を摂取しても子どもの行動や認知機能に影響がないことが示されました。対象は一般児童、砂糖感受性とされた児童、ADHDと診断された児童で、被験者も実験者もどちらが砂糖かプラセボか分からない状態で行われました。結果は砂糖と多動性の関連を支持しませんでした。ただし、極少数の子どもが個別に砂糖に過敏に反応する可能性は否定できません。

砂糖の種類で健康に差はある?

健康食品店やスーパーで販売されている「ナチュラル」や「オーガニック」なブラウンシュガーは、白砂糖より精製度が低いと宣伝されがちです。しかし、モラセスに含まれる微量の栄養素を除けば、これらも結局は砂糖です。ビート糖でもサトウキビ糖でも、ターボライズドでも添加物なしでも、体への影響は基本的に同じです。

砂糖摂取が糖尿病を引き起こす?

糖尿病はインスリンの分泌不足、またはインスリンに対する細胞の反応不全が原因です。インスリンは血糖を調整するため、インスリンが機能しないと血中ブドウ糖が危険なほど上昇します。1型糖尿病は主に遺伝的要因が関与し、砂糖そのものが直接の原因ではありません。2型糖尿病は遺伝と生活習慣が組み合わさって発症リスクが高まりますが、過剰なカロリー摂取(砂糖に限らず脂質や炭水化物)と肥満が主要因です。したがって、砂糖だけが糖尿病を引き起こすわけではありません。

砂糖がシワの原因になる?

1980年代後半に、砂糖が体内タンパク質を損傷させ、心血管疾患や肥満リスクを高めると指摘されました。2008年の研究では、糖とタンパク質の間で生成される損傷物質が早期老化と関連していることが示されました。ただし、問題となるブドウ糖は砂糖だけでなく、単糖類、複合炭水化物、タンパク質や脂肪の分解でも生成されます。ブドウ糖は脳や体のエネルギー源として不可欠であり、完全に排除すれば老化が防げるわけではありません。適量を守り、バランスの取れた生活習慣を併せることで、肌の若々しさを保つ助けになります。

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