生乳の品質が重要な理由

生乳は加熱処理を行わないため、細菌やウイルスが増殖するリスクがありますが、加工されていない自然な状態が好まれることもあります。本稿では、生乳の品質に関わる主要な要素を解説します。

栄養価

生乳の栄養価は、乳牛の健康状態や飼料に大きく左右されます。健康な牛がオメガ‑3 を含む草や干し草を食べると、タンパク質、カルシウム、マグネシウム、ビタミンA・B・D、酵素などが豊富なミルクが得られます。米国カリフォルニア州などでは衛生基準が設けられていますが、ワイオミング州のように規制が緩い地域もあります。購入前に各州の法律を確認しましょう。

細菌(プロバイオティクスと有害菌)

生乳には乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌が含まれ、腸内環境を整える効果があります。代表的な菌株は Lactobacillus acidophilusBacillus coagulansLactobacillus reuteri などです。一方で、サルモネラや大腸菌(E. coli)といった致死性の病原菌が混入するリスクもあります。汚染は主に衛生管理の不備によります。多くの農場では定期的に検査を行い、病原菌の有無を確認していますが、州ごとに規制は異なるため、購入前に情報収集が必要です。

保存期間

加熱殺菌を行わないため、生乳の保存期間は市販の牛乳よりかなり短くなります。購入後はすぐに冷蔵し、賞味期限を過ぎたものは飲まないようにしてください。飲む前に匂いと味を確認し、酸っぱい匂いがしたら廃棄しましょう。

抗生物質

乳牛が感染症や乳腺炎の治療で抗生物質を投与された場合、抗生物質が乳に残留することがあります。また、予防目的で継続的に投与している農場もあります。残留抗生物質は乳の品質低下につながり、摂取すると人体に影響を及ぼす恐れがあります。購入時には、農場が抗生物質を使用しているか、使用頻度を確認しましょう。

まとめ

生乳は栄養価が高くプロバイオティクスを含む一方で、衛生管理や残留抗生物質、保存期間の短さといったリスクがあります。信頼できる農場から、州の規制を確認しつつ購入することが重要です。

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