GI(グリセミック指数)の算出方法

概要

グリセミック指数(GI)は、食品が体内でどれだけ速く吸収・代謝されるかを示す指標です。白砂糖やブドウ糖は GI 100 と定義され、他のすべての食品はこの基準と比較されます。食品の GI を把握することで、インスリン分泌のコントロールや血糖変動の抑制、激しい運動後の適切な栄養管理に役立ちます。

必要なもの

  • 自動血糖測定装置
  • 曲線下面積を計算できる能力

手順

データ取得

  1. 10 名のボランティアを募集し、各自で 5 回のテストセッションを実施します。参加者はテスト前日に高強度の運動を行い、前夜は絶食、当日はアルコール・ニコチンを控えるよう指示します。

  2. 各セッションで指先採血により血液サンプルを採取します。

  3. 第1回と第3回のセッションでは試験食品を 50 g 投与し、残りの 3 回では白パンなどの基準食品を 50 g 投与します。すべての食事は 500 ml の水と共に提供します。

  4. 採血は絶食時を含め、開始後 15 分ごとに 1 時間まで、さらに 90 分・120 分時に計 7 回実施します。

  5. 全サンプルを自動血糖測定装置に投入し、血糖値を記録します。

データ解析

  1. 各参加者の 5 回分データを平均し、時間(横軸)と血糖値(縦軸)で 2 時間のグラフを作成します。

  2. トロント大学の Thomas Wolever 博士の手法に従い、曲線下の面積を三角形・矩形に分割し、左から A、B、C… とラベル付けします。空腹時血糖値以下の領域は除外します。

  3. 各三角形・矩形の面積は以下の式で求めます。
    Area = [(A×t)/2] + (A×t) + [((B‑A)×t)/2] + (B×t) + [((C‑B)×t)/2] …
    ここで A、B、C は食後血糖値‑空腹時血糖値、t は該当時間です。

  4. 空腹時血糖値以下の領域がある場合は、次式で差し引きます。
    減算面積 = [(E²)×T] / [2×(E+F)]
    E は対象の三角形・矩形の高さ、T は時間幅、F は空腹時血糖値以下の血糖値です。

  5. 試験食品の AUC(曲線下面積)を基準食品の AUC で割り、100 を掛けて個人ごとの GI 値を算出します。

  6. 10 名全員の GI 値を平均し、対象食品の最終的な GI を決定します。

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