ベネコルの危険性と注意点

ベネコルは、1日2〜3回の使用でコレステロールを低下させると謳うスプレッドタイプのマーガリンです。松の木や大豆などの植物に含まれるフィトステロールエステルという化合物が働きます。

米国食品医薬品局(FDA)は、1日1.4 gのフィトステロールエステルが食事性コレステロールの吸収を阻害し、血中コレステロール値を下げることを認めています。短期的な研究では重大な副作用は報告されていませんが、ベネコルは比較的新しい製品であり、長期的な安全性に関するデータはまだ不足しています。

価格は通常のマーガリンの2〜5倍と高価です。

部分水素添加大豆油(トランス脂肪)

メイヨークリニックによれば、トランス脂肪はLDL(悪玉)コレステロールを上昇させ、HDL(善玉)コレステロールを低下させるため、心疾患リスクを高めます。ベネコルには部分水素添加大豆油が含まれており、フィトステロールエステルがその影響を相殺する可能性はあるものの、栄養専門家の多くは加工食品に含まれるトランス脂肪の摂取は控えるよう勧めています。

下痢

ベネコルの副作用として、メイヨークリニックは下痢を挙げています。通常は命に関わるものではありませんが、強い不快感を伴うことがあります。

βカロテンの減少

ベネコルを継続的に使用すると、体内のβカロテン濃度が10〜20 %低下することが報告されています。βカロテンは体内でビタミンAに変換され、がんや心疾患などの予防に重要な栄養素です。

以上の点を踏まえ、ベネコルの利用は効果とリスクを比較検討した上で、医師や栄養士と相談しながら行うことが望ましいでしょう。

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