食後低血糖の主な原因とは
健康な人では食事後に血糖値がやや上昇し、膵臓からインスリンが分泌されます。インスリンは血糖を細胞に取り込ませ、過剰な血糖上昇や糖尿病の進行を防ぎます。しかしインスリンが過剰になると、食後に血糖が低下しやすくなります。食後低血糖は、インスリン分泌過多、炭水化物摂取不足、膵臓の腫瘍などが原因と考えられます。
インスリン過剰
1型糖尿病患者は膵臓がインスリンを産生できなくなるため、食事時に外部からインスリンを注射します。投与量が多すぎると、食後でも血糖が急激に下がります。糖尿病でない人でも、膵臓が過剰に働きインスリンが過剰に分泌される「過インスリン血症」の場合、食後低血糖が起こります。
炭水化物不足
食品ごとに炭水化物量は大きく異なります。例えばバナナはメロンの約2倍、米はかぼちゃの約6倍の炭水化物を含みます。ジャガイモ、パン、パスタ、米、豆類などは炭水化物の主要供給源です。食事で炭水化物が不足すると、食後すぐに血糖が低下することがあります。
膵臓の腫瘍
炭水化物を豊富に含む食事をとっても血糖が下がる場合、膵臓に腫瘍がある可能性があります。インスリンを産生する膵臓の細胞にできる腫瘍は多くが良性で、増殖が緩やかで他臓器へ転移しにくいとされています。
