ドライマスタードとグラウンドマスタードの違いとは

はじめに

マスタードの種子は、黒マスタード、茶色マスタード、白マスタードの3品種から採れます。白種子は一般に「黄マスタード種子」と呼ばれ、市販の粉末マスタードの主原料です。一方、黒種子や茶種子は香りが強く、専門店で「ドライマスタード」として販売されることがあります。

調理方法

ドライマスタードは、マスタード種子を粉砕しただけのものです。ロックヘイヴン大学の調査によると、粉砕工程では種子の水分がほとんど失われ、乾燥した粉末になります。パデュー大学の園芸部は、種子は収穫後に水分量を10%未満に減らしてから保存・加工されると説明しています。

粉末のままでは「ドライマスタード」ですが、酢や水を加えると「ウェットマスタード」になります。つまり、名称の違いは加工後に加える液体の有無だけです。

薬効・健康効果

  • 代替医療では、食欲増進剤として粉末マスタードを大さじ1杯摂取し、胃酸の分泌を促して空腹感を呼び起こすとされています。
  • 昔は、粉末マスタードを布に包んで胸に当てる「マスタードプラスター」が、気管支炎や肺炎の治療に使われてきました。
  • マスタードをペースト状にして皮膚に塗布すると血行を促進する軟膏として利用できますが、過剰に使用するとやけどの原因になるため注意が必要です。

料理への利用

  • サラダドレッシングやグレービーに少量加えるととろみと酸味が出ます。
  • 鶏肉や魚の下味付けとして、単独または他のスパイスと混ぜて使用できます。
  • ソーセージ製造では、粉末マスタードを豚ひき肉に混ぜ込んで風味付けが行われます。
  • 野菜のピクルスや保存食の防腐剤としても効果があります。

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