インバーターとUPSの違いとは?

電力の供給や調整に関して、家庭やオフィスで広く利用されている機器は、電力インバーターと無停電電源装置(UPS)の二つです。UPS は内部にインバーターを備えており、バッテリーの直流(DC)電力を交流(AC)に変換します。一方、スタンドアロンのインバーターは外部の DC 電源(例:車のバッテリー)に接続して、DC から AC へ電力を供給します。

UPS の基本ポイント

UPS はバッテリーと独自の電源供給装置、使用状況を示す表示機能を備えています。電源供給の急激な変動に対抗し、サージプロテクタと電圧レギュレータで電流を制御します。電圧が急上昇した際には主電源を安定させ、電圧が低下した際には電力をブーストします。停電時にはバッテリーから一定時間 AC 電力を供給し、使用しないときは主電源からバッテリーを充電します。この特性は、コンピュータや電圧変動に敏感な電子機器に特に有用です。

インバーターの歴史と機能

インバーターは直流電流を交流電流に変換する装置で、19 世紀後半にロータリコンバータやモータージェネレータで実現されました。現在では、パソコンのスイッチング電源から大規模な直流送電を行う発電所まで、幅広い用途で使用されています。UPS はインバーターとバッテリーを組み合わせ、主電源が失われた際に交流電力を供給します。

インバーターと UPS の違い

インバーターと UPS はどちらも直流を交流に変換する点では同じですが、目的や構成に違いがあります。両者ともバッテリーと AC‑DC 変換装置が必要ですが、電源切替の速度が異なります。スタンドアロンのインバーターは主電源からバッテリーへの切替に 20 ミリ秒以上かかるのに対し、UPS は 10 ミリ秒未満で切替でき、コンピュータやデータの損失を防ぐ保護性能が高いです。また、UPS は内部バッテリーを持つのに対し、インバーターは外部の DC 電源(車のバッテリーなど)に接続して使用します。

ポータブルインバーター

ポータブルインバーターはメーカーや容量、機能により価格は約 25 米ドル以下で購入できます。電源入力側は自動車のシガーソケットや電源ポートに差し込み、出力側は小型の AC コンセントを備えており、ノートパソコンや家庭用電化製品を接続できます。インバーターは車のバッテリーから電力を供給するため、エンジンをかけたまま長時間使用しないことが推奨されます。

ポータブル UPS

ポータブル UPS は車両、ソーラーパネル、バッテリーなど、あらゆる電源から動作できます。電力網が届かない山間部や野外でも活躍し、ブリーフケース型のケースに収納できるものや、ソーラーパネル付きで自給自足が可能なモデルもあります。

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