インバーターとコンバーターの違いとは
インバーターとは
インバーターは直流(DC)電流を交流(AC)に、またはその逆に変換する装置です。内部に多数の小型トランスが組み込まれており、これらが高速でオンオフを繰り返すことで、直流を交流の波形に変換します。家庭用バッテリーから電力を取り出す際や、AC電源からバッテリーを充電する際に利用されます。
コンバーターとは
コンバーターは電圧を昇圧(ステップアップ)または降圧(ステップダウン)させる装置です。入力された電流の種類(AC・DC)は変えずに、必要な電圧に調整します。たとえば、110 Vの国で220 Vの家電を使用したい場合や、送電時に電圧を高くしてロスを減らす際に用いられます。
インバーターとコンバーターの違い
インバーターは電流の形態(DC⇔AC)を変換し、電圧は変えません。一方、コンバーターは電流の形態はそのままに、電圧だけを上下させます。どちらもトランスを利用しますが、目的と機能は全く異なります。
インバーターとコンバーターの併用
単にDCをACに変換しただけでは家庭用機器は動作しません。適切な電圧と周波数に合わせるためにコンバーターが必要です。逆に、電圧を調整しただけではバッテリー充電ができないため、インバーターが併せて使用されます。そのため、多くの機器はインバーターとコンバーターを一体化した形で提供されています。
電力線におけるインバーターとコンバーター
長距離送電ではDCが最も効率的です。発電所で電圧を昇圧した後、アップコンバーターでDCに変換し送電します。受電側の変電所では、DCをACに戻すインバーターが働き、さらに家庭向けの規格に合わせてコンバーターで電圧を調整します。このように、インバーターとコンバーターは送電から家庭配電まで連携して機能します。
