脂肪含有量と種類
ココナッツやココナッツオイルは飽和脂肪が多いと誤解されがちです。例えば、1カップのココナッツ肉は283kcal、脂肪27g、そのうち飽和脂肪が24gです。一方、テーブルスプーン1杯のココナッツオイルは118kcal、脂肪14g、飽和脂肪12gです。しかし、ココナッツオイルに含まれる飽和脂肪は、短鎖・中鎖の分岐脂肪酸という特別な形です。カナダ・マギル大学の研究によれば、これらは細胞壁を強化し、代謝機能を高める「良い」飽和脂肪とされています。体はこれらの脂肪を炭水化物のように速やかにエネルギーへと変換します。
抗菌・抗真菌効果
ココナッツオイルに含まれるラウリン酸とカプリン酸は、体内でモノラウリンやモノカプリンというモノグリセリドに変換されます。2007年に「Journal of Medicinal Food」に掲載された研究では、これらのモノグリセリドが病原性細菌、酵母、真菌に対して強力に作用し、さらにウイルスや原虫にも効果があることが示されています。脂質を標的にするため、ココナッツオイルは免疫系をサポートする可能性があります。
料理への活用メリット
飽和脂肪が多いことで、ココナッツオイルは酸化しにくく、酸化によって生じるフリーラジカル(発がん性物質)を防ぎます。そのため、オリーブオイルなどの健康油でも高温での使用は注意が必要ですが、ココナッツオイルは高温に強く、炒め物やシアリングなどの高温調理に最適です。
