単糖の働きと種類
ブドウ糖(グルコース)
ブドウ糖はエネルギーの単糖です。細胞呼吸の過程で血流を通じて体内に供給され、ATP(アデノシン三リン酸)というエネルギー分子に分解されます。血糖値とは血中のブドウ糖濃度を指し、炭水化物を多く摂取すると上昇し、摂取不足だと低下して疲労感を招きます。
果糖(フルクトース)
次に一般的な単糖は果糖です。肝臓でブドウ糖に変換され、細胞呼吸に利用されます。また、胃腸の善玉菌のエサとなり、クロムや亜鉛などの微量元素の吸収を助け、欠乏状態の回復にも寄与します。一方で、加工食品に多く含まれる高果糖コーンシロップは過剰摂取によりLDLコレステロール上昇や肥満のリスクを高めます。
ガラクトース
ガラクトースは乳糖(ラクトース)が分解されてできる単糖です。肝臓でブドウ糖に変換されますが、独自の健康効果もあります。白内障の発症リスク低減、腸内善玉菌の増加、細胞間シグナル伝達の改善などが報告されています。特に授乳中の母親にとっては、乳腺で母乳を作る重要な材料となります。
その他の単糖類
キシロースは食用植物の胚に多く含まれ、リボースはRNA合成に必須でDNA複製にも関与します。一部のボディビルダーは筋肉増強目的でリボースを摂取しますが、効果はまだ確定していません。これらを組み合わせた様々な糖類が存在し、体内で多様な役割を果たしています。
