コーン甘味料の実態

米国の甘味料市場の56%を占めるコーン甘味料は、主にコーンシロップ、デキストロース、高フルクトースコーンシロップ(HFCS)、結晶フルクトースの4種類です。

コーンデンプンからの製造

すべてのコーン甘味料は、トウモロコシから抽出したデンプンを原料とし、水、二酸化硫黄、酸または酵素を用いてシロップに変換する工程から始まります。

加工段階の違い

デンプンが糖に変わる過程をどの時点で止めるかで、甘味料の種類が分かれます。早い段階で止めると中程度の甘さのコーンシロップ、長く加工すると高フルクトースコーンシロップ(HFCS)やデキストロースが得られます。

HFCSと砂糖の比較

国際食品情報協議会によると、HFCSは小さじ1あたり16kcalで、砂糖(ショ糖)とほぼ同じカロリーです。製造コストが低く、甘さも砂糖に近いため、飲料や加工食品での使用が増えています。

論争と意見の対立

コーン甘味料は、自然で安全、肥満の原因にならないと主張する側と、化学的に加工されたもので肥満を促進すると批判する側に分かれ、社会的議論の対象となっています。

FDAの判断

米国食品医薬品局(FDA)は、コーン甘味料は食品・飲料に使用しても安全であり、「ナチュラル」表示も認められるとしています。

肥満との関係

メリーランド大学の食糧・栄養・農業センターなどの研究では、コーン甘味料と肥満の直接的な因果関係は確認されていません。一方で、これらの甘味料が含まれる食品が増加している点を問題視する声もあります。

以上のように、コーン甘味料は製造過程や使用状況に違いがあるものの、現時点では安全性が認められていますが、摂取量には注意が必要です。

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