飢餓が皮膚・爪・髪に与える影響

飢餓や栄養失調は、乾燥やむくみ、色素変化など、皮膚や爪に顕著な変化をもたらします。体が重要な臓器へ栄養を優先させるため、皮膚や爪は栄養不足になりやすく、医師や家族が異変を察知しやすいサインとなります。

皮膚

タンパク質・脂質・ビタミンが不足すると、皮膚は乾燥し、しわができ、鱗状になることがあります。黄色がかることや、指先や耳たぶが青紫色になることもあります。重度の飢餓では、体温維持のために産毛(ラヌーゴ)が生えることがあります。また、むくみが生じて皮膚が張り、鳥のさざめきのような小さな隆起が見られることがあります。ビタミンB2欠乏は、口角の亀裂やひび割れを引き起こすことがあります。

栄養不足は爪にも影響し、タンパク質・脂質・カルシウムが不足すると爪は乾燥し、脆くなります。ビタミンB群、特にビオチンが不足すると爪の表面に縦じまが現れます。葉酸やビタミンCが不足すると甘皮ができやすく、オメガ3系脂肪酸など必須脂肪酸が不足すると爪が割れやすくなります。

ラヌーゴとは対照的に、通常の頭髪や体毛は細くなり、もろくなります。進行した栄養失調では、髪が抜け落ちることさえあります。

まとめ

皮膚・爪・髪の変化は、飢餓や栄養失調の重要な警告サインです。早期に栄養状態を改善することで、これらの症状は回復可能です。

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