なぜオレンジは酸味があるのか?
特徴
- クエン酸はオレンジ、レモン、ライムなど柑橘類の代表的な有機酸です。クエン酸とリンゴ酸がオレンジの酸味の主因で、成熟した果実ではフルクトースやグルコースといった天然糖がバランスを取ります。そのため、レモンやライムに比べて甘みが強く感じられます。
機能
- クエン酸とリンゴ酸は自然な風味付けだけでなく、食品加工において酸味や防腐効果を与える添加物としても利用されています。
同定
- クエン酸の化学名は2‑ヒドロキシプロパン‑1,2,3‑トリカルボン酸です。オレンジジュース1 mL中のクエン酸含有量は約8〜25 mgで、酸味の主成分です。リンゴ酸(ヒドロキシブタンジオイル酸)は約1.4〜1.7 mg/mLです。オレンジ全体のpHは平均で約4.35です。
利点
- オレンジはビタミンC(アスコルビン酸)の優れた供給源で、平均的な果実1個あたり約70 mg含みます。栄養面で重要ですが、酸味への寄与はクエン酸やリンゴ酸ほど大きくありません。
誤解
- クエン酸はしばしばビタミンC(アスコルビン酸)と混同されますが、化学式は異なります。クエン酸はC₆H₈O₇、アスコルビン酸はC₆H₈O₆です。
