緊急時の浄水方法
バックパッカーはもちろん、都市部の住民も災害時に飲料水を浄化する必要があります。地震、洪水、火災などで上水道が止まると、数日から数週間にわたり不衛生な水を飲むことを余儀なくされ、胃腸疾患のリスクが高まります。そんなときに役立つ、シンプルで確実な浄水方法をご紹介します。
沸騰
沸騰は最も手軽で確実な微生物除去法です。米国環境保護庁(EPA)は、1分間の沸騰を推奨しています。これにより、ほとんどの病原体が死滅します。
フィルター浄水
市販されているさまざまなフィルターシステムは、炭素やセラミックなどの素材で水中の微生物や粒子を除去します。購入時は、除去できる粒子径と除去率を確認しましょう。たとえば、0.2ミクロンの粒子を98%、0.3ミクロン以上を99.9%除去できると記載されている製品があります。粒子径が小さく、除去率が高いほど安全です。
化学的浄化
塩素やヨウ素は、浄水タブレットとして市販されており、飲料水の消毒に使用できます。緊急時には、無香料の家庭用漂白剤(塩素系)でも代用可能です。使用量は漂白剤の濃度により異なります。たとえば、1%有効塩素の漂白剤は1クォート(約0.95リットル)あたり10滴、10%有効塩素の場合は1滴が目安です。ヨウ素にアレルギーがある人は注意が必要です。
