亜鉛と狭心症の胸痛

動脈が閉塞し、心臓に十分な血液が供給されないと、狭心症と呼ばれる胸部の痛みや強い不快感が起こります。米国では約700万人が狭心症を患っており、これは主に冠動脈疾患が原因とされています。

亜鉛の重要性

亜鉛は体に必要な微量ミネラルの中でも最も重要なものの一つで、約300種類の酵素反応に関与し、成長・妊娠・視覚・免疫・味覚に不可欠です。近年、亜鉛が心臓病にも重要な役割を果たすことが分かってきました。

亜鉛と冠動脈疾患

米国栄養学会誌(Journal of the American College of Nutrition)に掲載された3,575人を対象とした研究では、亜鉛摂取量が低いほど冠動脈疾患、糖尿病、高血圧、トリグリセリド上昇のリスクが高まることが示されました。

亜鉛と狭心症

狭心症は冠動脈疾患の症状の一つであるため、亜鉛不足は狭心症の発症リスクを高めます。2005年8月に『Medical Hypothesis』に掲載された研究では、「高用量の亜鉛は動脈硬化の治療に基本的に考慮すべきであり、狭心症を軽減し、若々しい心機能を回復させる可能性がある」と結論付けられました。そのため、適切な亜鉛摂取は狭心症予防に重要とされています。

亜鉛の主な供給源

成人男性は1日あたり15mg、成人女性は12mg、子どもは約10mgの亜鉛が必要です。亜鉛が豊富に含まれる食品は赤身肉、鶏肉、乳製品です。赤身肉は100gあたり約3.5mg、卵は1.3mg、鶏肉は1.5mg、乳製品は1.2mgの亜鉛を含みます。植物性食品にも亜鉛は含まれますが、吸収率は低いです。

赤身肉や鶏肉は亜鉛の豊富な供給源です。

過剰摂取に関する注意

亜鉛は重要な微量元素ですが、過剰に摂取すると副作用が出ます。1日30mg以上の摂取は吐き気、嘔吐、眠気、頭痛を引き起こすことがあります。また、鉄やカルシウムなど他の必須ミネラルの吸収を阻害し、成長や体機能に支障を来す可能性があります。

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