胃ステープリング手術後の食事ガイド
カロリー摂取
手術後の1日の総カロリーは700〜1,200kcalに制限され、うちたんぱく質は60〜100gが目安です。新しい胃は約半カップ(約120ml)しか入らないため、栄養バランスを保つのは大変です。たんぱく質は、たんぱく質パウダーを使ったシェイクを1日3回飲むことで補います。糖分は1日5g(小さじ1杯弱)までに抑え、シェイクには人工甘味料の使用が許可されています。食品ラベルの糖質表示を確認する習慣をつけましょう。
食べ方のポイント
術後約1か月かけて段階的に食事を戻します。現在の段階に胃が慣れたら次の段階へ進みます。以下の点に注意してください。
- まずたんぱく質を摂り、食べ物はすべてよく噛んでから飲み込みます。小さな開口部のため、1回の噛みごとにフォークを置き、完全に飲み込むまで次の一口を取らないようにします。
- 1食あたり最低20分かけて食べ、3〜4時間おきに少量を摂ります。通常食に戻ったら1日3食+2回の間食に移行します。
食べるべきもの
1. 透明液体期(手術直後~数日)
プロテインシェイク(種なしフルーツ使用)、透明なスープ、無糖ゼラチンなど。
2. 完全液体期
プロテインシェイク3杯、無糖ヨーグルト、薄めたシリアル(クレーム・オブ・ウィート)、スキムミルク、クリームスープ。
3. ピューレ期
ピューレ状の肉や鶏肉、スキムミルク、無糖プリンやヨーグルト、調理したシリアル、野菜、皮を除いたマッシュポテト。カッテージチーズは滑らかになるまでブレンドします。ベビーフードの利用もおすすめです。
4. 機械的軟食期
細かく挽いた肉や鶏肉、乾燥シリアル(ナッツや硬い粒なし)、缶詰の無糖・柔らかい果物、皮を除いたジャガイモ。セロリや種、硬い皮は避け、野菜は少量ずつ追加します。
5. 軟食期(通常食に戻る直前)
肉や鶏肉は小さくさいの目に切り、十分に噛んで食べます。1日3回のプロテインシェイクは継続し、全粒粉パン、パスタ、玄米、調理した野菜などの炭水化物をたんぱく質の後に摂ります。
6. 通常食期
軟食期を終えると普通の固形食が可能になりますが、1日3回のプロテインシェイクと8オンス(約240ml)の水を8杯飲むことを続けます。糖分は依然として5g以下に制限し、胃が耐えられるようになったら噛み砕くタイプのマルチビタミンを毎日摂取してください。
注意事項
- 炭酸飲料は胃の袋が膨らむ恐れがあるため絶対に避けてください。
- カフェインは食欲を刺激するため、手術前に徐々に減らし、術後は完全に排除します。急にやめると吐き気や頭痛が出ることがあります。
- 「ホワイトフード禁止」ルールを守ります。白砂糖、白い小麦粉、白米、白いジャガイモなどは一切摂取しません。
