HDL(善玉コレステロール)の役割と健康への影響
高密度リポタンパク質(HDL)コレステロールは、血液中の総コレステロールの約3分の1〜4分の1を占めます。その有益な働きから、HDLは「善玉コレステロール」と呼ばれます。
HDLとは
HDLは血流中のLDL(悪玉コレステロール)を肝臓へ運び、代謝・排泄させる働きをします。これにより、血管壁へのコレステロール沈着が抑制されます。
HDLのメリット
HDLが高いと、心筋梗塞や脳卒中などの心血管イベントのリスクが低下するとされています。善玉コレステロールが悪玉コレステロールを除去することで、血管の健康が保たれます。
運動とHDL
定期的な身体活動はHDLの産生を促進します。ウォーキングや庭仕事、軽い肉体労働など、軽度の運動でもHDLレベルの上昇が報告されています(米国心臓協会)。
食事でHDLを増やす
オリーブオイルやキャノーラ油などの健康的な油脂を摂取するとHDLが上がります。さらに、海藻や魚に含まれるオメガ‑3脂肪酸も有効です。
HDLの基準値
血中コレステロールは mg/dL で測定されます。成人男女はHDLが60 mg/dL以上が望ましく、40 mg/dL未満になるとリスクが高まります(メイヨークリニック)。
HDLを低下させる要因
喫煙、過度の飲酒、座りがちな生活、脂肪分の高い不健康な食事はHDLを減少させ、善玉コレステロールがもたらす心血管保護効果を失わせます。
