魚に含まれる水銀と安全な摂取目安
魚はオメガ3脂肪酸やビタミンB群、良質なたんぱく質など、健康に欠かせない栄養素を豊富に含んでいます。一方で、水銀などの有害物質が蓄積していることもあり、脳や神経系への影響が懸念されています。
妊婦・子どもへの注意点
少量の水銀でも、幼児の言語・聴覚・運動発達に遅れをもたらす可能性があります。米国食品医薬品局(FDA)は、妊娠中または妊娠の可能性がある女性は水銀含有量の高い魚の摂取を避け、低水銀魚は週に12オンス(約340g)までにとどめるよう勧めています。
水銀中毒の主な症状
水銀中毒は短期記憶障害、イライラ、気分の変動、頭痛、視力障害など多様な症状を引き起こします。米国科学アカデミーの推計によると、毎年6万児以上が母親の海産物摂取による水銀汚染で出生時に影響を受けています。
水銀含有量が比較的低い魚
- コイ、マヒマヒ、スナッパー、ニシン、アンコウ、エイ、タラ、ツナ
これらの魚は月に6オンス(約170g)までの摂取が目安とされています。
水銀が極めて低い魚
- バターフィッシュ、ナマズ、ポロック、サーモン、ヒラメ、エビ
FDAはこれらの魚は週に2回、各6オンス(約170g)までの摂取を許容しています。
水銀汚染の主な原因
水銀汚染は主に石炭火力発電所からの排出が原因です。発電所はメチル水銀を大気中に放出し、これが水中に沈み、魚のたんぱく質と結合します。捕食魚は小魚を食べることで、体内に蓄積された水銀を取り込んでいきます。
