塩化カルシウムの危険性とは?

塩化カルシウムは毒性が極めて低く、人や環境に対して危険性はほとんどありません。100年以上にわたり、産業用から食品添加物まで幅広く使用されています。道路や歩道の除氷剤として、またコンクリートの硬化促進、ほこりの安定化、プラスチック製造、油田掘削、廃水処理、乾燥剤、食品加工など多様な用途があります。

曝露

食品や医薬品にも使用されるため、少量の塩化カルシウムに日常的に触れる機会があります。曝露形態は粉塵、結晶・フレーク状の固体、または水に溶解した液体です。摂取もあり得ます。

健康への影響

  • 水に溶かすと大量の熱が発生し、やけどの原因になることがあります。熱い水での溶解は避けましょう。
  • 粉塵を吸入すると上気道が刺激されます。換気を十分に行ってください。
  • 少量の経口摂取は問題ありませんが、大量摂取は口・喉・胃腸を刺激し、胃痛や嘔吐を引き起こすことがあります。
  • 皮膚に付着すると刺激ややけどを起こすことがあります。水があると特に注意し、大量が付着した場合はすぐに流水で洗い流してください。

環境への影響

  • 道路除氷に使用された際、樹木の葉が茶色くなる現象が報告されていますが、被害は軽微で夏には回復するとされています。正式な研究はまだありません。
  • 道路の砂利をついばむ野鳥が摂取すると方向感覚が乱れることがあります。
  • 魚類に対する毒性は低く、水に溶解すると生体蓄積のリスクも低いと考えられています。

取り扱い上の留意点

  • 毒性は低いものの、作業時は手袋や防護服、粉塵用の呼吸保護具などの保護具を着用してください。
  • 粉塵は湿気を吸収して滑りやすくなるため、作業場はこまめに清掃し、乾燥させておくことが重要です。

警告

  • 高温で分解すると有毒な塩素ガスが発生します。
  • 硫酸やリン酸と混合すると塩化水素が生成します。
  • 長期にわたって鋼、アルミニウム、真鍮などの金属を腐食させる可能性があるため、保管容器の材質選択に注意が必要です。

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