Lactobacillus casei(ラクトバチルス カゼイ)とは?
Lactobacillus casei(ラクトバチルス カゼイ)は、ヒトの口腔や腸内に自然に存在する乳酸菌の一種です。善玉菌として働き、他の有益な細菌の増殖を助け、病原性細菌の過剰増殖を抑制します。特に、Lactobacillus acidophilus(ラクトバチルス アシドフィルス)などの有益菌の成長を促進します。
意義
L. casei は、広い温度とpH範囲で生存できるため、胃腸の酸性環境にも耐えます。L. acidophilus の増殖を促し、アミラーゼ酵素の産生を助け、炭水化物の消化をサポートします。これにより、便秘や過敏性腸症候群(IBS)などの症状予防に寄与する可能性があります(イングランド・リーディング大学の研究)。
機能
L. casei は主に乳製品の製造に利用されます。チェダーチーズやシチリアンオリーブの発酵、自然発酵のソフトチーズやヨーグルトの製造に欠かせない乳酸菌です。
持続時間
2007年のイギリス・リーディング大学の研究では、L. casei がヒト消化管内で良好に生存し、乳酸や胆汁に耐性があることが示されました。ヤクルトやActimelなどのヨーグルト飲料に含まれ、摂取後約10日間腸内に残ります。
重要な研究例
重症の入院児における下痢の発生率低減にプロバイオティクスが有効であることが示されています。2006年の研究では、L. casei が安全に使用され、急性感染性・院内・抗生物質誘発性下痢の予防に効果があると報告されています。
プロバイオティクスサプリメント
すべての L. casei 株が同じ効果を持つわけではありません。製品ラベルで株番号(例:DN-114001)を確認し、CFU(コロニー形成単位)数もチェックしましょう。単一株サプリは5,000億CFUに達することもありますが、複数株の混合製品はそれより少ないことがあります。
