タンパク質・炭水化物・脂質・核酸の役割と特徴
タンパク質
タンパク質はアミノ酸が多数結合してできた高分子です。1つのタンパク質は数十から数百個のアミノ酸から構成され、炭素・水素・酸素・窒素、場合によっては硫黄を含む化学式を持ちます。体内では筋肉や酵素、ホルモンなど、様々な組織や機能の基礎となります。
炭水化物
炭水化物は炭素・水素・酸素からなる有機化合物で、一般に「炭水化物=炭素と水(H₂O)の組み合わせ」と表現されます。単糖(ブドウ糖、果糖など)のような単純糖と、デンプンや食物繊維といった多糖に大別されます。単糖は甘味が強く、果物や砂糖菓子に多く含まれ、デンプンは主に米・麺類・ジャガイモなどに含まれます。
脂質
脂質は脂肪酸、リン脂質、ステロイド、トリグリセリド、ワックスなど多様な化合物を総称します。炭素と水素が長鎖状に結合し、末端にカルボキシル基(‑COOH)やエステル結合が存在します。細胞膜の構成要素として、エネルギー貯蔵、脂溶性ビタミンの運搬、ホルモンの前駆体として重要な役割を果たします。
核酸
核酸はリン酸基、糖(DNAはデオキシリボース、RNAはリボース)、塩基からなる高分子です。塩基はアデニン(A)、グアニン(G)、シトシン(C)、チミン(T:DNAにのみ存在)およびウラシル(U:RNAにのみ存在)の5種類があります。DNAは遺伝情報の長期保存、RNAは遺伝情報の転写・翻訳に関与します。
総合的な機能
タンパク質は組織の構築・修復、酵素反応の触媒、ホルモンとして働きます。炭水化物は主にエネルギー源として分解され、血糖として体内に供給されます。脂質は細胞膜の構造維持、エネルギー貯蔵、ビタミンや抗酸化物質の運搬に利用されます。核酸は遺伝情報の保存と伝達を担い、生命の設計図として機能します。
