ポリコサノールはどの食品に含まれているのか?

現代の座りがちな生活やファストフード中心の食事が原因で、コレステロール値の上昇や心血管疾患が増加しています。健康改善を目指すなら、まずは正しい情報を把握することが重要です。ここでは、コレステロール低下が期待されるポリコサノールについて、その正体と主な食品源を解説します。

ポリコサノールとは

ポリコサノールは、ヤマイモ、サトウキビ、ミツロウ、麦などに含まれる脂肪アルコールのワックス状抽出物です。キューバは豊富なサトウキビ農園と多数の製薬研究所を持ち、ポリコサノールの大量生産と研究を行っています。キューバ政府は、ポリコサノールがLDL(悪玉)コレステロールを 10〜30%低下させると宣伝していますが、科学的エビデンスは一様ではありません。

主な供給源

サトウキビ

ポリコサノールの主要な原料はサトウキビです。サトウキビはアジア原産ですが、世界的にはブラジルやインドで大量に栽培されています。サトウキビは糖やシロップの原料としても利用され、太くて繊維質の茎が特徴です。

ヤマイモ

ヤマイモ(甘藷とは別種)は、硬い外皮と白・黄・ピンク・紫と多彩な内部色を持ち、主に西アフリカやニューギニアで食用とされています。血糖指数が低く、ポリコサノールはサトウキビに比べて少量ですが抽出可能です。

オクラホマ州立大学の研究(2005年)によると、同一条件で栽培された麦でも品種によりポリコサノールの含有量は大きく異なります。麦胚芽よりも麦ふすまの方が多く含みますが、サトウキビやヤマイモほどの供給源にはなりません。米国で販売されている多くのポリコサノールサプリは、キューバとの貿易制限のため、麦やミツロウから製造されています。

ミツロウ

ミツロウはミツバチが巣箱で作る天然ワックスで、食品としては直接摂取されませんが、ポリコサノールの自然な供給源です。ただし、LDL低下効果は麦由来のものよりもさらに低いとされています。

総じて、ポリコサノールはサトウキビが最も豊富な供給源であり、ヤマイモや麦、ミツロウは補助的な役割を果たします。サプリメントの効果は個人差が大きく、医師の診断と併用して利用することが推奨されます。

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