ビタミンB5(パントテン酸)の健康効果と摂取方法
ビタミンB5(パントテン酸)は、抗ストレスビタミンとして知られ、すべての植物と動物に必要な補酵素A(CoA)の構成成分です。CoAは70以上の身体機能に関与し、ストレス応答やブドウ糖をエネルギーに変換する役割があります。ビタミンB5は全細胞に存在しますが、アドレナリンホルモンの合成に多くのエネルギーが必要なため、特に副腎に多く含まれます。また、L-カルニチンと共に食事中の脂肪燃焼を助け、赤血球の生成や副腎ホルモンのバランス維持にも重要です。
ビタミンB5欠乏の症状
- 手足のしびれ
- 頭痛、睡眠障害、倦怠感
- 白髪、脱毛、消化不良
- 長期的な欠乏は喘息、早期老化、慢性・再発性の感染症、アレルギー、口腔乾燥、関節炎、軟骨石灰化、皮膚障害などと関連
欠乏の原因
- ビタミンB5は水溶性で体内に4〜6時間しか残らないため、食事やサプリで継続的に摂取が必要
- 身体的・精神的ストレス、コーヒーやカフェインの過剰摂取、アルコール、感染症、リウマチ、スルファ薬、睡眠薬、農薬、エストロゲンなどが欠乏を促進
不足しがちな食事例
米国の高齢者はビタミンB5の必要量の約33%しか摂取していないと推定されています。調理や粉砕工程で37〜74%、冷凍で37〜57%、缶詰で46〜78%が失われます。
推奨摂取量と効果
ビタミンB5を1日3回、1回あたり500mg(合計1500mg)をビタミンC・E、マグネシウムと併せて摂取すると、肌・髪・爪の状態が改善し、エネルギー供給が増加して副腎の負担が軽減されます。副腎機能が向上すれば、ストレス耐性が高まり、疲労や感染症の予防にもつながります。
主な食品源
ビタミンB5が豊富に含まれる食品は、酵母(ビール酵母)、卵、腎臓・肝臓、きのこ、ナッツ、塩水魚、全粒ライ麦・全粒小麦などです。
