血糖値の管理と対策
血糖値は血液中に含まれるブドウ糖の量を指し、医師が設定した正常範囲内に保つことが健康維持の基本です。範囲を超えるとインスリン治療が必要になることもあり、重篤な合併症を招く恐れがあります。食事や運動など、さまざまな要因で血糖値は変動しますので、適切に管理することが重要です。
モニタリング
医師が示す目標範囲を維持できない場合は、血糖値の測定が必要です。運動前に血糖を確認し、過度に高いまたは低い状態での運動は避けましょう。運動中・運動後も定期的に測定し、変動に対応できるようにします。
考慮すべき要因
血糖値に影響を与える主な要因は、食事・アルコール、ストレス、ホルモン変動、病気、薬剤、そして運動です。食事は毎回同じ量の炭水化物を摂取し、食事時間も一定に保つと血糖の安定に役立ちます。運動は血糖を下げる効果がありますが、低血糖や高血糖のリスクがある場合は、運動中の血糖チェックを忘れずに。病気に伴うホルモンは血糖を上昇させることがあるため、体調不良時は特に注意が必要です。月経や更年期などのホルモン変動も血糖に影響するため、食事や運動プランを調整しましょう。
高血糖(ハイパーグリセミア)
高血糖は血糖値が異常に高い状態です。食事や運動の改善だけで血糖が下がらない場合、医師はインスリン療法を提案することがあります。主な症状は頻尿、喉の渇き、持続的な空腹感、脱水、体重減少、エネルギー低下などで、軽度から重度まであり、放置すると死に至ることもあります。高血糖は糖尿病の前兆であることが多いです。
低血糖(ハイポグリセミア)
昼食後数時間に起こる「午後のだるさ」は、血糖が低下することが原因です。血糖が基準値を下回ると低血糖となり、急に症状が出ることがあります。軽度であればブドウ糖を含む軽食で改善しますが、放置すると混乱や失神、重度の場合は痙攣や死亡に至ります。血糖が不足することは、過剰になることよりもはるかに危険です。
糖尿病
2型糖尿病(成人発症型)は、インスリンに対する体の反応が低下し、血糖が正常範囲を超えてしまう状態です。インスリン投与や薬物療法で血糖をコントロールしますが、治療せずに放置すると昏睡や死亡など重篤な合併症を引き起こす可能性があります。
