ニコチン酸(ナイアシン)の副作用と対処法
ニコチン酸(ビタミンB3、ナイアシン)は水溶性ビタミンで、コレステロールや中性脂肪を下げる薬として高用量(1.5〜6 g/日)で使用されます。心筋梗塞既往者の再発リスク低減や、ペラグラ予防、動脈硬化治療にも利用されます。
副作用
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高用量での服用は、皮膚の紅潮・かゆみ・乾燥、発疹、痛風、消化不良、肝障害を引き起こすことがあります。初回投与時には下痢、嘔吐、胃部不快感が出ることがありますが、継続すると軽減します。その他、血糖上昇、心不整脈、胎児奇形、起立性低血圧(立ちくらみ)なども報告されています。用量が増えるほど重篤化しやすいです。
まれな副作用
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稀に血栓、乳酸アシドーシス、筋細胞障害、頭痛、歯・歯茎の痛み、呼吸困難、パニック発作、甲状腺機能低下、眼の腫れ・視界のぼやけ・毒性弱視などが報告されています。
副作用の緩和方法
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紅潮が出る場合は、低用量から開始し、服用30〜60分前にアスピリンや非ステロイド性抗炎症薬を併用すると軽減します。抗ヒスタミン薬を15分前に服用、食事と一緒に摂取することも有効です。徐放性(タイムリリース)ナイアシンは肝臓への負担が少ないとされています。立ち上がる際は急がず、アルコールや熱い飲料は副作用を悪化させるので避けましょう。
服用上の注意点
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重度の肝疾患、胃潰瘍、出血性疾患がある人は服用を避けてください。糖尿病、痛風、緑内障、凝固障害、アルコール依存症、ナイアシン過敏症の方も医師と相談の上で使用します。極端に高用量を摂取すると急性肝障害や失明につながる眼障害が起こり得ます。肝障害の兆候(腹痛、血便、黄疸)が出たら直ちに中止し、医師の診断を受けましょう。高用量療法は必ず医師の管理下で行い、肝機能を定期的にチェックします。
ニコチン酸の供給形態
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食事からは卵、肉、穀類、乳製品に含まれます。市販のサプリメントはビタミンB3として入手可能です。コレステロール低下目的の医薬品は、Niacor、Nicolar、Slo‑Niacin、Advicor、Niaspan、Nicotinex、Nico‑400 などの製品名で販売され、イノシトールヘキサニアシネート、徐放性・タイムリリース型ナイアシンなど様々な形態があります。
