アボカドの栄養と健康効果

多くのダイエット者が「禁断の果実」としてアボカドを敬遠しがちですが、実は植物界でも屈指の栄養価を誇ります。カロリーは高めですが、緑黄色野菜に匹敵するビタミン・ミネラル、肉に近いタンパク質、必須脂肪酸を豊富に含んでいます。カリフォルニア・アボカド委員会によれば、約20種のビタミン、ミネラル、植物化合物が食事の栄養価を高めるとされています。適切に摂取すれば満腹感が得られ、過食を防ぎやすく、体内の酸塩基バランスを整えることで体重減少をサポートします。

アボカドに関する誤解

カリフォルニア大学の植物学博士ボブ・バーグは、誤った栄養情報がアボカドの摂取を妨げていると指摘します。1992年の研究「アボカドとヒトの栄養」によれば、アボカドの油は料理だけでなく健康にも有益で、体重管理や高い栄養密度、抗酸化作用、脳卒中予防、タンパク源、食物繊維、ベビーフードとしての利用価値があるとされています。

抗酸化物質が豊富

アボカドはバナナと同等、あるいはそれ以上のカリウムとビタミンB6を含みます。ビタミンB6は神経系や赤血球、歯・歯茎の健康に重要です。また、ビタミンC・E・βカロテンも多く含み、1個でこれら抗酸化ビタミンの1日必要量の約2倍を供給します。さらに銅や鉄も豊富です。

コレステロール低減効果

アボカドは善玉コレステロールを維持し、悪玉コレステロールを減少させます。カリウム含有量はイチゴやオレンジ、ニンジン、夏かぼちゃよりも高く、モノ不飽和脂肪酸が基礎代謝を上げ、エネルギー消費を促進します。2005年のJAMA掲載記事は、モノ不飽和脂肪が血圧低下と関連していると報告しています。また、アボカドは体内の酸塩基バランスを整え、慢性の低度代謝性アシドーシスによる老化を防ぐ可能性があります。

肝機能の改善

静岡大学の川岸弘和教授らの研究では、アボカドを摂取したラットはD-ガラクトサミンによる肝障害が最も軽減されました。味と栄養だけでなく、肝臓の保護効果も期待できるとされています。

食物繊維とタンパク質の供給源

アボカドは食物繊維が豊富で、糖尿病・高血圧・心血管疾患・肥満・がんリスクの低減に寄与します。また、1個あたり約5gのタンパク質を含み、肉や乳製品の摂取を控える人にとって有用です。

キッチンでの活用方法

カロリーは1/5個で約50kcalと低めで、ディップ、サンドイッチのスプレッド、前菜、トッピング、サラダ、スープ、デザートなど様々な料理に取り入れられます。アボカドエビカクテルや低脂肪ブレックファーストブリトー、野菜タコスなどのレシピは www.avocado.org で確認できます。

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