ボディビルのバルク期とカット期の食事法
多くのボディビルダーは、筋肉量を増やす「バルク期」と、余分な脂肪を落として筋肉を際立たせる「カット期」を交互に行うサイクル食を実践しています。バルク期は筋肉の肥大、カット期は脂肪の減少が目的です。特にカット期は、カロリー制限が必要なため難易度が高いとされています。
バルク期(筋肉増量期)
バルク期では、筋肉にエネルギーを供給し、質量を増やすためにカロリー摂取量を増やします。米国スポーツ医学会の推奨では、激しいトレーニングを行うアスリートは体重1ポンド(約0.45kg)あたり最低23.6kcalが必要とされています。例えば、体重200ポンド(約91kg)の男性がハードなトレーニングを行う場合、1日あたり最低4,720kcalが必要です。
栄養素のバランスも重要で、1日あたり500〜600gの炭水化物を摂取し、体重1ポンドあたり0.68gのタンパク質(約1.5g/kg)を目安にすると、筋肉の成長を効率的にサポートできます。
カット期(脂肪減量期)
カット期は、消費カロリーより少ないカロリーを摂取し、カロリー赤字を作ることで体脂肪を減らします。このときの最大の目的は、できるだけ筋肉量を維持しながら脂肪を落とすことです。そのため、タンパク質はバルク期と同等、もしくはそれ以上に保つことが重要です。
米国スポーツ医学会の研究によれば、タンパク質を体重1ポンドあたり0.81〜0.9gに増やすと、減量中でも筋肉を維持・増加させやすくなると報告されています。さらに、カット期でも高強度のレジスタンストレーニングを継続することが、筋肉量や力量の減少を防ぐ鍵となります。
カット期に適した食材例:
- 脂肪を取り除いた鶏胸肉や赤身牛肉などの低脂肪タンパク質
- 低カロリーで高タンパクな卵白(野菜と組み合わせてオムレツにすると◎)
- 白パンや精製された砂糖などの単純炭水化物は控える
- チーズ、加工肉、全脂乳など高脂肪食品は避ける
- さつまいもやオートミールなどの複合炭水化物はエネルギー源として適量摂取
- 緑黄色野菜はビタミン・ミネラルが豊富で、満腹感を得ながらカロリー制限をサポート
以上のポイントを守りつつ、カロリー赤字を計算し、個々の目標に合わせた食事プランを組むことで、効率的に筋肉を保ちつつ脂肪を減らすことが可能です。
