魚油サプリはビタミンE欠乏を引き起こす可能性がありますか?
魚油は心血管疾患や関節炎、神経系の不調の予防・改善に効果があるとして、スーパーマーケットや健康食品店、薬局で急速に人気が高まっています。しかし、魚油の摂取がビタミンE欠乏の一因になる可能性が指摘されています。
研究
タフツ大学のモーセン・メイダニ研究者は、1991 年に『Journal of Nutrition』に掲載された研究で、魚油を毎日摂取した女性の血中ビタミンE濃度が有意に低下することを報告しました。被験者は 1 日 6 g の魚油を 3 ヶ月間摂取し、摂取期間が長くなるほどビタミンEの減少が顕著になりました。
重要性
体内に十分なビタミンEや他の抗酸化物質がないと、摂取した魚油は活性酸素によって酸化しやすくなります。酸化した魚油は体に有害になる恐れがあるため、ビタミンEは魚油の安全性を保つ上で不可欠です。
製造過程
新鮮な魚や魚油には自然にビタミンEが含まれていますが、カプセル化のための精製・脱臭工程で多くの抗酸化物質が失われます。メイダニの調査によると、市販の魚油サプリは 1 カプセルあたり約 1 IU(国際単位)のビタミンEしか含まず、体内で油が酸化しないように必要とされる量の半分以下です。
推奨事項
抗酸化状態に関する懸念はあるものの、魚油の治療効果は依然として高く評価されています。ビタミンEが添加された魚油製品を選び、摂取後の油の安定性と有効性を確保することをおすすめします。
