解糖(グリコリシス)に関与するビタミンは?

解糖(グリコリシス)とは

グリコリシスは、ブドウ糖がピルビン酸に変換される化学反応を指します。この代謝過程は、短期的にエネルギーを蓄えるATP(アデノシン三リン酸)や、エネルギー源となるNADHの生成に不可欠です。グリコリシスは好気的にも嫌気的にも起こります。好気的グリコリシスは呼吸の第一段階で、ブドウ糖が二酸化炭素と水に変換されます。嫌気的グリコリシスは酸素が極めて少ない条件下で発酵としてブドウ糖を分解します。

ビタミンB群はエネルギー代謝に不可欠

ビタミンB群は「エネルギービタミン」とも呼ばれ、代謝やエネルギー産生に直接・間接的に関与します。以下に、主なビタミンBとグリコリシスでの役割を紹介します。

ビタミンB1(チアミン)

チアミンはチアミンピロリン酸(TPP)として補酵素の形で働き、ピルビン酸脱炭酸反応を促進し、二酸化炭素の除去に関与します。

ビタミンB2(リボフラビン)

リボフラビンはFADH₂の前駆体であり、グリコリシスやクエン酸回路(TCAサイクル)で電子を運搬し、電子伝達系へと導きます。

ビタミンB3(ナイアシン)

ナイアシンはNAD⁺/NADHの前駆体で、グリコリシスの酸化還元反応に必須です。また、クエン酸回路でも電子輸送に関与します。

ビタミンB6(ピリドキシン)

ピリドキシンはアミノ酸代謝や糖代謝に関与し、エネルギーの分解・利用を助けます。欠乏すると倦怠感や極度の疲労が現れます。

ビタミン - 関連記事