ビタミン・サプリと日焼けベッドの相互作用はあるのか?
背景
日焼けベッドはUVA・UVBと呼ばれる紫外線を放出し、太陽の光と同様に皮膚に作用します。紫外線はメラニンを生成するメラノサイトを刺激し、肌を黒くします。ビタミンサプリや「日焼け用」サプリが紫外線の効果を高めると主張されていますが、現在の科学的根拠はありません。
種類
日焼けサプリには大きく2種類あります。
- 日焼けなしで肌を色付けする「セルフタン」タイプ。
- 紫外線(太陽または日焼けベッド)と併用してメラニン生成を促進し、自然な色付きを目指す「タンアクセラレーター」タイプ。
特徴
多くの製品は非必須アミノ酸であるチロシンを主成分としています。チロシンはメラニンの前駆体ですが、日焼けサプリに含まれるチロシンやその誘導体が安全・有効であることは、米国がん協会などが示す科学的証拠がありません。チロシンは抗うつやエネルギー増強を謳うこともありますが、効果は限定的です。
ビタミンD
皮膚は紫外線を受けることでビタミンDを合成し、「太陽のビタミン」と呼ばれます。サロンはこの健康効果を宣伝材料にしていますが、日焼けベッドで得られるビタミンDは、自然な日光浴に比べて十分とは言えません。
専門家の見解
日焼けベッドは過剰なUVA曝露のリスクを高めます。サプリにビタミンや植物エキスが含まれていても、メラニン産生を実際に促進するかは不明です。ロンドンのThe Observer紙でも同様の指摘がされています。
結論
現在のところ、ビタミンサプリと日焼けベッドの間に有意な相互作用があるという科学的証拠はありません。安全に利用したい場合は、過度な紫外線曝露を避け、サプリの使用は医師と相談することが推奨されます。
