ビタミンDとメタボリックシンドロームの関係と予防法

仕組み

メタボリックシンドロームは、ウエスト周りに脂肪がつきやすくなるだけでなく、血管疾患、心疾患、脳卒中、がんのリスクを高めます。心臓専門医ウィリアム・デイビス氏は、体内のビタミンD濃度を正常範囲に戻すと、善玉コレステロール(HDL)が増加し、トリグリセリド、血糖、血圧が低下すると指摘しています。

がん研究

米国がん研究協会が掲載した研究では、フィンランドの医療チームがメタボリックシンドロームとビタミンD欠乏が前立腺がんリスクに与える影響を調査しました。その結果、ビタミンDが不足すると、メタボリックシンドロームに関連した前立腺がんの危険因子が増大することが示されました。

糖尿病

メタボリックシンドロームは糖尿病の前段階とみなされます。米国糖尿病協会が行った研究では、閉経前後の中年女性を対象に、食事からのカルシウムとビタミンDがメタボリックシンドロームの発症率を低下させる可能性があることが示されました。

ビタミンDの摂取源と欠乏要因

ビタミンD欠乏は、食事が偏っている、授乳や薬剤の影響で需要が増える、体内からの排泄が増えるといった原因で起こります。日光に当たることで体内で生成されるため、屋内で過ごす時間が長い人もリスクが高くなります。特に、乳製品アレルギーがある人、授乳中の母親、寒冷地に住む人、多嚢胞性卵巣症候群の女性は注意が必要です。

自分の体を知る

メタボリックシンドロームとビタミンD欠乏の関連性はまだ研究段階ですが、リスクがあると感じたら医師に血液検査でビタミンD濃度を測ってもらいましょう。濃度が低い場合は、高用量のサプリメント処方や市販品の摂取が推奨されます。ただし、ビタミンDの過剰摂取は臓器障害を引き起こす可能性があるため、必ず医師と相談した上で開始してください。

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