原因不明の体重増加の原因

不適切な食生活や運動不足は体重増加の最も一般的な原因です。必要以上のカロリーを摂取したり、栄養価が低くカロリーが高い食品を多く食べると、体重は増えてしまいます。しかし、食事や運動だけが原因ではなく、ホルモンや代謝に関わる疾患が体重増加を引き起こすこともあります。

クッシング症候群

原因不明で体重が増える人の中には、体内で過剰にコルチゾールが産生されるクッシング症候群が考えられます。主な症状は、上半身中心の肥満で、手足は細く残ります。丸い顔や、極度の疲労感、頻尿・多飲、うつ状態やイライラ感も見られます。

尿や唾液の検査で診断し、薬物療法、放射線治療、手術などが選択肢となります。

甲状腺機能低下症(甲状腺低下症)

甲状腺が十分に働かない甲状腺機能低下症も体重増加の原因です。特に50歳以上の女性に多く、症状は徐々に現れます。肥満に加えて関節痛、皮膚の蒼白、筋力低下、便秘、疲労感が出ます。また、コレステロールが上昇し心疾患や寒さに対する過敏性が高まります。

血液検査で診断し、甲状腺ホルモン補充薬で治療します。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)でも原因不明の体重増加が見られます。卵巣が拡大し嚢胞が多数できるほか、不妊や月経不順が典型的な症状です。男性ホルモンの過剰分泌により体毛の増加やにきびが出やすく、子宮出血や睡眠時無呼吸も合併することがあります。

血液検査や超音波検査で診断し、生活習慣の改善や必要に応じて薬物・手術療法が行われます。

まとめ

体重増加の原因が食事や運動だけで説明できない場合は、上記のような内分泌疾患の可能性を検討し、医師の診断を受けることが重要です。

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