腹部脂肪の種類と特徴
体にとって脂肪はエネルギー貯蔵やホルモン分泌など重要な役割を果たしますが、過剰になると様々な健康リスクを招きます。脂肪は色と位置で大きく二つに分類されます。
褐色脂肪
褐色脂肪は体内で最も少量しか存在せず、痩せている人に多く見られます。主な働きは熱産生で、寒冷環境下でカロリーを燃焼させ体温を維持します。新生児や幼児に特に活発で、鎖骨付近や胸部上部に集中しています。
白色脂肪
白色脂肪は最も一般的な脂肪で、エネルギーを蓄え、代謝を調整するホルモンを血流に放出します。肥満になると機能が低下しますが、運動と食事制限で全身的に減少させることができます。皮下脂肪と内臓脂肪の主成分であり、腹部脂肪の大部分を占めます。
皮下脂肪
皮下脂肪は皮膚すぐ下にある薄い脂肪層で、腹部・太もも・臀部に分布します。臀部や太ももの皮下脂肪は健康リスクが低い一方、腹部に過剰に蓄積すると健康に悪影響を及ぼします。
内臓脂肪
内臓脂肪は腹腔の深部にあり、筋肉や臓器を包み込む脂肪です。腹囲が女性で35インチ(約89cm)、男性で40インチ(約102cm)を超えると、糖尿病・心疾患・脳卒中・認知症のリスクが大幅に上昇します。また、肝臓で代謝され血中コレステロールを上昇させます。
