なぜ人は簡単に体重が増えるのか

代謝が低い

基礎代謝(カロリーを燃焼する速さ)は出生時に決まり、遺伝的要素もあります。しかし、生活習慣によって代謝を速めたり遅くしたりでき、体重増加に影響します。筋肉量が少なく体脂肪が多い人は代謝が遅くなりがちです。一般に女性は男性より筋肉割合が低いため代謝が遅くなる傾向があります。また、運動不足も代謝を低下させ、体重増加を招きます。

運動不足

消費カロリーより摂取カロリーが多いと体重は増えます。デスクワークや座りがちな仕事をしている人は特にリスクが高いです。たとえばドーナツ1個は約200kcalで、ジョギングで約25分、ピラティスで約50分かけても消費できません。外食やファストフードを頻繁に摂る人が、週1回の運動だけでカロリーを相殺するのは難しいでしょう。

食生活の問題

脂肪や糖質が多い食事は体重増加の大きな要因です。サンドイッチやサラダでも、ドレッシングやチーズ、クルトンなどのトッピングが多ければカロリーは急上昇します。たとえばオレンジジュース1杯の糖分は炭酸飲料1缶と同量(約12ティースプーン)で、チーズたっぷりのサラダは1000kcalに達することもあります。TGIフライデーズのペカン・クラストチキンサラダは750kcal、脂肪が50g含まれています。

健康上の問題

糖尿病、甲状腺機能低下、うつ病、クッシング症候群などの疾患は代謝を低下させ、急激な体重増加を引き起こすことがあります。また、血糖値が低いと甘いものへの欲求が高まります。抗てんかん薬、慢性疼痛の薬、ステロイドを含む吸入薬、抗うつ薬・向精神薬、経口避妊薬やホルモン補充療法などの薬剤も体重に影響します。

ストレス

ストレスが高まると体はコルチゾールを分泌し、いわゆる「闘争・逃走」反応が起きます。コルチゾールは代謝を抑制し、血糖値を乱れさせて食欲を刺激し、腹部に脂肪が蓄積しやすくなります。さらに、感情的な過食につながり、空腹でなくても食べる、脂肪・糖分の多いコンフォートフードに頼るといった行動が増えます。

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