砂糖と体重減少:考慮点と影響
米国臨床栄養学会誌の報告や米国糖尿病協会のデータに基づき、砂糖入り飲料の摂取を減らすことが体重減少に繋がることが示されています。一方、砂糖は血糖指数(GI)が高く、急激な血糖上昇とその後の低下を引き起こします。多くの人はエネルギークラッシュを防ぐために、砂糖食品を通常の2倍以上摂取しがちです。
考慮すべき点
- パリで開催された国際会議(ベンジャミン・デレスール主催)では、砂糖だけが体重増加の唯一の原因ではないと結論付けられました。少量の砂糖は必ずしも急激な体重増加を招かず、むしろ減量を助ける可能性があります。
注意点
- フランス政府農業機関の研究者フランス・ベリスルは、甘い食品が行動障害を引き起こす可能性を指摘しています。甘いものを摂取した後に、さらなる甘味への欲求が生じやすく、これはエネルギークラッシュを回避しようとする生理的反応と考えられます。
効果
- エディンバラのクイーン・マーガレット大学が実施した12週間の研究(対象:過体重女性69名)では、4つのグループに分けて食事指導や運動指導を行いました。糖質エネルギー比率を10%に設定したグループは、最も体重減少が大きく、低糖質摂取が代謝を促進し減量に寄与したと結論付けられました。
果糖(フルクトース)
- 果糖は加工食品に多く含まれ、高果糖コーンシロップとして甘味を付与します。体内での貯蔵容量が限られているため、過剰に摂取すると中性脂肪に変換され体重増加につながります。果糖は血流に直接入らない点がブドウ糖と異なります。
ブドウ糖(グルコース)
- ブドウ糖は体内で最も基本的な炭水化物です。果糖以外の炭水化物は最終的にブドウ糖に分解されます。キャンディや甘いスナックはブドウ糖が豊富で、血糖値を急上昇させエネルギーのスパイクを引き起こします。過剰摂取は減量を妨げます。極少量の砂糖は代謝を高め減量に有利ですが、過剰摂取は急激な体重増加を招きます。
