胃バイパス手術前の食事ガイド
胃バイパス手術は胃を小さくし、食事からのカロリー吸収を減らす手術です。手術前に適切な食事を実践することで、肝臓を縮小させ切開を小さくでき、術後の食事管理にもスムーズに移行できます。
食事の基本要件
手術前に、以下の最低限の栄養基準に慣れておくことが重要です。医師は、1日あたりたんぱく質を4〜5食分、野菜を2食分、果物を2食分、炭水化物を2食分、脂質を2食分摂取することを推奨しています。また、1日6杯以上(1杯≈240ml)の低カロリーまたは無カロリーの飲料(1杯あたり10kcal以下)を、食事の間に飲むようにしてください。食事中や食後すぐの飲み物は避け、食事開始30分前までに飲むのを止め、食後は60分以上経ってから飲むようにします。炭酸飲料やストローの使用は控えてください。
量の管理(ポーションコントロール)
胃バイパス手術後の食事は、1回の摂取量が1〜3オンス(約30〜85g)に限られます。過剰に食べると嘔吐し、長期的には胃ポーチが伸びて体重管理が困難になります。術前の食事で、正しいポーションサイズを身につけることが大切です。自宅では計量スプーンやはかりを使い、外食時は目安を覚えておきましょう。例として、肉3オンスはトランプカード1枚分の大きさです。包装された食品は表示された推奨量を、包装されていない食品は医師や信頼できるガイドラインで適切な量を確認してください(例:卵は1個、調理済み野菜は½カップ、生野菜は1カップなど)。
おすすめ食品
たんぱく源としては、脂肪分の少ない肉、ナッツ、卵、低脂肪チーズ、豆類が適しています。ただし、たんぱく質の4〜5食分のうちナッツやチーズは1食分程度に抑えましょう。炭水化物は全粒粉製品を選び、脂質はラベル上で3〜4g以下のものを目安にしてください。食物繊維が豊富な食品も積極的に摂りましょう。1日4〜5回の小分け食事を目安にし、各食事にたんぱく質を必ず含めます。手術前からこの食事法と適度な運動を取り入れることで、手術後の生活習慣をスムーズに移行できます。
