ラップバンド(調整式胃バンド)調整手順
極度の肥満では体重減少が非常に困難です。減量手術として、胃バイパスや腹腔鏡下調整式胃バンド(商品名:ラップバンドシステム)があります。ラップバンドは胃の上部を締め付け、過食を防止し、効果的に体重を減らすことができますが、定期的な調整が必要です。
カリフォルニア大学サンディエゴ校肥満治療センターによれば、調整は外科手術を伴わずに行われ、約10分で完了します。
1. バリウム検査
手術後6週間目に最初の調整を行います。まずバリウム液を飲み、X線で胃の輪郭を確認します。
2. バンドアクセスポートへの注入
医師はバンドのアクセスポートを探し、注射器で生理食塩水(サライン)を注入します。液体はバンド内部のリングに入り、バンドの直径が縮小します。その状態で再びバリウムを飲み、胃内の流れを確認します。
3. バンドの調整
必要に応じて、生理食塩水の量を増減させ、胃の容量を適切なサイズに調整します。
4. 飲水テスト
調整後に少量の水を飲み、耐性を確認します。問題がなければ診療所から退院できますが、耐えられない場合は再調整が行われます。
5. 食事管理(液体食・軟食)
調整後は3日間の液体食、その後3日間の軟食を続けます。この期間が終了すれば通常の食事に戻れます。
6. 継続的な調整
体重減少の速度、空腹感、運動習慣に応じて定期的に調整を行います。妊娠中の場合も調整が必要になることがあります。
