メトホルミンで体重を減らすにはどれくらい服用すればいい?
メトホルミン(商品名:グルコファージ、グルコファージXR)は、主に糖尿病治療薬として使用されますが、医師や肥満患者の間では体重減少にも有効とされています。
使用目的
- 血中インスリン濃度を下げ、血糖コントロールを助けます。特にII型糖尿病患者、特に肥満を伴う患者に有用です。また、肥満だけの人にも効果が期待できます。FDAは糖尿病治療薬としてのみ承認していますが、体重減少目的での使用は正式には認められていません。
- にきびの改善、PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)女性の月経周期回復、妊娠率向上、流産リスク低減などの効果も報告されています。
メトホルミンの作用機序
- 腸での炭水化物吸収を抑制し、血中インスリンレベルを低下させます。肝臓での糖新生を減少させ、筋細胞のインスリン感受性を高めます。
体重減少への効果
- 食事により血糖が上昇するとインスリンが分泌され、食欲が増し、肝臓で脂肪が合成されます。インスリン上昇を抑えることで、空腹感と脂肪蓄積を減少させるのがメトホルミンの主な働きです。
効果が得られない場合
- 血糖を急激に上げる食品を多く摂取すると、インスリンの分泌がメトホルミンの作用より先に起こり、体重減少効果が期待できません。また、すべての研究で体重減少が確認されたわけではなく、体重増加の予防効果が確実です。
服用量の目安
- メトホルミンは500 mg、850 mg、1,000 mgの錠剤があります。一般的な開始量は1日2回、850〜1,000 mgです。最大安全量は1日3回、850 mgまでです。拡張放出型(Glucophage XR)は1日1回の服用で済むよう設計されています。医師はまず低用量から開始し、必要に応じて徐々に増量します。
医師への相談が必要な理由
- メトホルミンは吐き気や下痢を引き起こすことがあり、これが体重減少の一因になることもあります。体重減少を目的に使用する場合は、使用前に代謝評価を受け、以降は年に1回のフォローアップが推奨されます。
