糖尿病患者の減量の秘訣

2型糖尿病は、食事と生活習慣の見直しで効果的にコントロールできます。特に体重が過剰な方は、体重を減らしバランスの取れた食事を続けることで、血糖管理がしやすくなります。以下では、減量と血糖コントロールに役立つ具体的なポイントをご紹介します。

たんぱく質

減量を目的とした糖尿病患者の食事は、総エネルギーの45〜64%を炭水化物、15〜20%をたんぱく質、20〜35%を脂質から摂取するのが目安です。たんぱく質は脂肪分の少ないものを選び、1日あたり体重20ポンド(約9kg)につき8gが目安となります。大豆製品(豆腐や納豆)や魚、鶏肉は良質なたんぱく源です。赤肉は週に2〜3回程度に抑えましょう。

高たんぱく・低炭水化物の極端なダイエットは、脂質が多くなりがちで長期的に続けられません。バランスよくたんぱく質・炭水化物・脂質を配分した食事が、無理なく体重を減らす鍵です。

体重を10〜20ポンド(約4.5〜9kg)減らすだけでも、2型糖尿病の管理に大きく寄与します。

炭水化物

炭水化物の計算は、血糖コントロールに有効な方法です。すべての患者に合う唯一の食事はありませんが、炭水化物は果物、野菜、全粒穀物、豆類、低脂肪乳製品から摂ることが推奨されます。これにより、ビタミン・ミネラルも同時に補給できます。

炭水化物は体内で糖に分解され、膵臓からインスリンが分泌されて細胞に取り込まれます。加工度の高い白い小麦粉や白米は血糖を急激に上げやすく、玄米や全粒粉は血糖への影響が穏やかです。血糖指数(GI)を活用すれば、血糖に与える影響が小さい炭水化物を選びやすくなります。

脂質

減量食でも適量の脂質は必要です。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸はできるだけ控え、オリーブオイルやキャノーラ油などの一価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸を積極的に取り入れましょう。脂質からのカロリーも計算に入れることが大切です。

サーモンやサバなどの冷水魚に含まれるオメガ‑3系脂肪酸は、心血管系の健康をサポートします。

運動

運動なしでも体重は減らせますが、継続は難しいです。まずは毎日30分程度のウォーキングから始め、徐々に時間や強度を上げていきましょう。目安は週5〜6回、30〜60分の有酸素運動です。最初は短い時間に分けて行うと続けやすくなります。

運動は血糖値を下げる効果があります。運動前には血糖を測定し、低血糖を防ぐために軽食を摂ると安心です。

管理栄養士の活用

糖尿病と診断されたからといって、味気ない食事や甘味をすべて排除しなければならないわけではありません。管理栄養士は、バラエティ豊かで糖尿病に適したメニューを提案し、減量と血糖管理を両立させるサポートをしてくれます。

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