海藻減量パッチの効果と実態
専門家の見解
2006年に日本の宮下和雄教授らが行った研究(米国化学会で発表)によると、わかめに含まれる色素フコキサンチンが実験動物の肝臓でDHA(ドコサヘキサエン酸)を増産させました。DHAはLDLコレステロール(いわゆる“悪玉コレステロール”)を低減し、肥満抑制に寄与するとされています。
効果
同研究では、フコキサンチン投与群のラットは腹部周囲の脂肪が顕著に減少し、体重全体の5〜10%の減少が確認されました。
理論・仮説
フコキサンチンが体重減少に効果を示すには、かなりの量のわかめを摂取する必要があります。そのため、研究者はフコキサンチンを抽出・濃縮し、減量用サプリメントとして製品化することを目指しています。
考慮すべき点
現在、海藻と体脂肪減少の直接的な因果関係を示す確固たるエビデンスは不足していますが、減量効果が期待できるというイメージから、海藻パッチなどの製品が市場に出回っています。
潜在的な効果
英国のダイエット情報サイト「Slimming Solutions」では、海藻パッチが代謝を促進し、エネルギーを増加させ、食欲を抑えると主張しています。
注意喚起
2005年、米国連邦取引委員会(FTC)は「Hydro‑Gel Slim Patch」および「Slenderstrip」の販売を禁止しました。これらは効果を誇張した広告に基づくもので、米国での食品・医薬品関連販売が禁じられ、最低15万ドルの罰金が科されました。
