5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)の減量効果と安全性
5-ヒドロキシトリプトファン(5-HTP)は、セロトニンの前駆体であり、抗うつ薬や食欲抑制サプリの主要成分として利用されています。自然由来で刺激性がなく、減量を目指す人々に人気が高まっています。
有効性
1989年の小規模な研究では、5-HTPを摂取した被験者はプラセボ群に比べて過食傾向が低く、意図的な食事制限を行っていなくても総摂取カロリーが減少しました。
その3年後に米国臨床栄養学誌に掲載された研究では、5-HTP服用者はプラセボ群よりも体重が2〜3%多く減少し、特に肥満や過食症の患者で効果が顕著でした。これらの研究は主に成人女性を対象としています。
製品形態・種類
5-HTPは健康食品店やドラッグストアでサプリメントとして販売されており、即効性の「インスタントリリース」や徐放性の「タイムリリース」タイプがあります。L-トリプトファンは食品に自然に含まれますが、5-HTPは食品からは得られません。
代表的な製品例として、減量サプリ「ドレンブロチル(Dren)」や、気分安定を目的とした配合製品が挙げられます。
安全性・副作用
5-HTPは概ね安全とされていますが、吐き気、胸やけ、ガスなどの消化器症状が報告されています。高用量での摂取はセロトニン症候群を引き起こすリスクがあり、特にSSRI、MAOI、三環系抗うつ薬などと併用すると危険です。
妊娠中の女性は使用を控えるべきです。
