減量時の疲労症状とは
健康的な体重を目指して減量を始める人は多く、厳しい食事制限や脂肪分の多い食品の排除など、さまざまな方法があります。どのプランを選んでも共通しているのは、減量過程で疲労感を覚えることです。疲労はエネルギー不足からやる気の低下、うつ状態まで幅広く現れます。
減量による疲労の原因
体脂肪1ポンドは約3,500kcalに相当します。減量のためには、1ポンド減らすごとに3,500kcalのカロリー赤字が必要です。カロリー摂取を減らす、運動で消費する、またはその両方を組み合わせる方法がありますが、医師は週に0.5〜2ポンド(約0.2〜0.9kg)以上の減量は避けるよう勧めています。過度のカロリー赤字は疲労やその他の合併症を引き起こすリスクが高まります。
減量疲労の症状と主な合併症
1週間に2ポンド以上の急激なカロリー制限は、エネルギー低下、思考力低下、抑うつといった疲労症状だけでなく、胆石(胆嚢結石)の形成などの健康リスクも伴います。また、摂取カロリーが栄養素に乏しい場合も同様の症状が出やすくなります。
エネルギー低下の症状
必要なカロリーが不足すると、筋肉や心臓、肺などの重要な臓器が十分なエネルギーを得られず、まず最初に感じるのが「体がだるい」感覚です。人によっては1日250kcalの減少で、あるいは500kcal以上の減少で顕在化します。このサインは、摂取カロリーを少し増やすことで改善できるか確認すべき重要な指標です。
記憶力・思考力の低下
バランスの取れた栄養が毎日供給されないと、脳の働きが鈍くなり、鍵の置き場所や約束の時間を忘れるなどの「ぼんやり」した思考が起こります。米国農務省は従来のフードピラミッドを廃止し、インタラクティブな栄養ガイドを提供しています。これにより、年齢や生活環境に関係なく、1日の必要栄養素を把握しやすくなっています。
感情面の変化
栄養が不足すると脳内のセロトニン合成が妨げられ、やる気の低下や無関心、さらにはうつ症状が現れます。特に食事制限が極端になると、感情のコントロールが難しくなることがあります。
減量中にこれらの症状が出たら、カロリーと栄養バランスを見直し、無理のない減量ペースを保つことが大切です。
