胃ステープル手術と減量バンドの違いとは

胃ステープル手術(縦袖状胃切除)

手術の概要:縦袖状胃切除(VSG)では、胃の一部を永久に切除し、細長いスリーブ状の胃を残します。残った胃は小さくなるため、食事量が自然と制限され、空腹感を促すホルモンの産生も減少します。

作用機序:胃の容量が小さくなることで、摂取カロリーが減り、早期に満腹感が得られます。また、食欲を刺激するホルモン「グレリン」の分泌が低下するため、食欲が抑えられます。

減量バンド手術(調節可能胃バンド)

手術の概要:調節可能胃バンド(AGB)は、胃の上部にシリコン製のバンドを装着し、バンドの上に小さな袋(ポーチ)を作ります。バンドは外部から調整でき、締め付け具合を変えることで食事量をコントロールします。

作用機序:バンドが物理的な障壁となり、一度に摂取できる食事量が制限されます。また、胃の排出が遅くなるため、長時間満腹感が持続し、空腹感が減少します。

どちらを選ぶべきか

手術の選択は、患者さんの健康状態、BMI、食習慣、ライフスタイル、そして本人の希望に左右されます。どちらの手術も体重減少に有効ですが、メリット・デメリットが異なるため、専門の肥満外科医と十分に相談した上で決定することが重要です。

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